相続Q&A - 借入金で節税? -

被相続人に借入金があると相続税が安くなるというのは本当ですか。

【回答】

単に借入れをするだけでは、相続税対策にはなりません。

相続税を計算する際、被相続人が残した借入金などのマイナスの財産は、現預金、不動産といったプラスの財産の価額から差し引くことができます。
実際に、具体的な数字を当てはめてみましょう。

<借入前>
現預金    0円
土地     2億円
課税対象  2億円

<借入後>
現預金   1億円
土地      2億円
借入金  △1億円
課税対象  2億円

借入をすることにより同じだけの現金が増えるため、プラスマイナスゼロとなり、課税対象額は変わりません。
それでは、借入金1億円により、賃貸物件を購入した場合はどうでしょう。

<借入前>
土地    2億円
課税対象  2億円

<借入後>
土地    1億6,000万円
建物      4,200万円
借入金     △1億円
課税対象  1億200万円

賃貸物件を建築した場合の財産の評価方法と節税効果については過去の記事をご参照ください。
◆賃貸物件を活用した相続税対策
http://www.hikari-supporter.com/souzoku/souzokuqa/1052/

借入をするから課税対象額が少なくなるわけではなく、現金または借入金を不動産などの他の財産に形を変えることによって評価額が小さくなり、その結果、相続税の節税効果が期待できるというわけです。

(文責:ひかり相続税申告サポーター 池田)

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